
| 所在地 | 土佐郡本川村 |
| 遡行時期 | 2003年4月 |
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今回の出発は越裏門小学校からになります。手箱谷方面に林道が延びていますが、一部路面状態が粗悪なため、私の車では行けませんでした。小学校近くに車を置いて出発です。林道は吉野川に沿って延びており、上流の美しい景色を見ながら手箱谷に向かいます。吉野川もここまで来ると本当に美しい川です。この後、吉野川から離れて手箱谷に沿って歩いていきます。林道のヘアピンの所に広い駐車スペースがありました。本当ならここから出発したかったのですがまぁ仕方ありません。ここから手箱谷に降りていきます。

渓谷に降りてみると穏やかなゴーロでした。清冽な流れが岩の隙間を縫って流れています。いよいよ手箱谷遡行のスタートです。歩けるところ探して右岸、左岸と渡りながらの遡行です。前回の白猪谷もそうだったのですが水量がけっこう多いように思います。4月の終わりになってこのあたりも春らしくなってきました。木々にも葉がついて、鮮やかな深緑の季節です。今日は天気も快晴。気持ちの良い遡行が出来そうです。

遠くからこの谷を見ると植林が多く見えたのですが、いざ渓谷に入ってみると植林はあまり見られません。鮮やかな渓畔林が多い渓谷です。なかなか雰囲気の良い渓谷だと思っていたらやっぱり現れました。砂防ダムです。沢歩きで嫌なのが砂防ダムに出くわしたときです。滝を巻くのはおもしろいのですが堰堤を巻くのは少々ウンザリします。まぁ、意味もなく作っているわけではないので仕方ないとは思いますが、出来ればもう少し数を減らすか、ハシゴでも架けてくれないかなぁ〜、などと自分勝手なことを思いながら堰堤を巻いていきます。最初は左岸を、その後右岸を巻いて4つか5つの堰堤を越えていきます。

やっと最後の砂防ダムを越えると巨岩がひしめくゴーロになります。川幅は結構広いのですが、流れが左岸に集中しています。堰堤のすぐ上流では巨岩の間から落ちる滝が幾つか見られます。谷の勾配がきつくなってきますが、岩が多いので掴まるところが沢山あって割と遡行はしやすいです。右岸を遡行していきましたが流れが左岸にあるため、轟音はすれど流れが見えない遡行が少し続きます。

岩を登ったり、間をくぐったりしながらゴーロを進んでいきます。こういったところは普通の登山と違って一定のペースでは進めないので距離も進まないし疲れる所ではあります。しかし、これこそが沢歩きの良いところだと思っているので全く苦にはなりません。それよりも明るい渓谷に緑鮮やかな木々の景観でさらに気分の良い遡行が出来ます。

しばらく進むと谷の真ん中にカツラの大木が見えてきます。このあたりは他にもトチやサワグルミの大木などもあり、渓谷の雰囲気をいっそう引き立てています。左岸を見るとなにやら取水管があります。しかも、上流では轟音が響いています。もしや滝でもあるのかと思い、さらに進んでみます。