番蔵谷遡行記

〜赤く険しい渓谷へ〜

所在地 安芸市
遡行時期    2003年3月
遡行経路はこちら 3D地形図はこちら

 安芸市の尾川川上流、上尾川にある番蔵谷。渓谷散歩にも紹介されている渓谷です。今回は滝が沢山あるというこの渓谷に渓谷散歩でも紹介されていない下流域からの沢歩きです。なお、今回は事情により2日に分けての遡行になりました。理由は本文中に書きます。

上尾川の車道の終点より臨む

 今回の出発点は上尾川の車道の終点からになります。ここから尾川川に沿ってきれいな道が通っているので楽に行けます。途中、木の橋を渡り左岸を進んでいきます。10分足らずでも番蔵谷との出合いに着きます。

番蔵谷の入口

 遊歩道を進んでいくと番蔵谷を一度渡ります。ここが今回の入渓口になります。登山道はさらに奥に延びていてこの先で幾つかに分かれています。この周辺は悠久の森自然公園になっていて遊歩道で散策できるようになっています。

最初に現れる小滝

入渓から5分位で最初の小滝が現れます。1.5〜2m位の小さな滝ですがこれからの遡行に期待が出来そうな気がします。入渓口からずっと大小様々な岩のゴーロ帯が続きます。それにしてもここは赤い岩が多い渓谷です。周囲の樹木も照葉樹が多く、3月で葉が付くにはまだ早いのですが落葉樹があまり見られないためかなり暗い渓谷です。赤い岩がよりいっそう暗くしている感があります。

番蔵谷の滝@

入渓から10分あまり、最初の滝に到着です。傾斜が緩く、何段かになって落ちている滝です。ちょっと滝という感じは薄いかもしれませんがこの滝を@の滝としました。すぐ上には5m前後のAの滝と連続します。Aの滝のすぐ上にも次の滝が見えてきます。ちょっとした峡谷というか岩場が続くところです。

番蔵谷の滝B

Aの滝からすぐ上流にあるBの滝です。この滝の周囲だけが丸く掘れ込まれた峡谷になっています。10m前後の直下型の滝で滝壺もかなり広くなっています。番蔵谷の下流域では最大で、形は最も良い滝だと思います。「渓谷散歩」に載っていた赤滝とはこのことかなと最初思ったのですがちょっと小さいような気がします。この滝の上流は今までよりは穏やかな谷が100〜200m位続きます。

番蔵谷の滝C

Bの滝から谷を10分足らずで次の滝が見えてきました。Cの滝です。傾斜の緩いナメ滝になっています。この滝の上から番蔵谷で最も険しい峡谷になってきます。おそらくこの峡谷が渓谷散歩にあった赤滝のある峡谷のようです。両岸が切り立った断崖になっていてかなり上まで断崖が続いています。右岸から断崖の中腹を何とか行けそうなので峡谷を覗いてみます。赤滝とはどんな滝か楽しみです。